CBD・CBG・CBNを上級者(ハーバリスト達)はどのように使っているか

Cannabis Social Club

2023/09/02 19:37

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※この記事はあくまでも使用事例を紹介しており、当会の製品がこれらの効果効能を保証するものでは一切ありません。

 

CBD・CBG・CBNは現在の世界でTHCを除く三大カンナビノイドと言って差支えないでしょう。日本でも多く売られていますが、使い方が良く知られていないな、というのはとても感じます。まずこれらの成分には依存性がほぼ無いに等しいこと、忍容性も高い(副作用が出にくい)ということを知る方は、様々な応用をしています。

今回は、ハーバリストやカンナビノイド上級者がいったいどのようにこれらを使っているか、紹介したいと思います。

 

CBD

CBDはまず、新しい美容成分としても注目されています。その理由は、高い抗酸化作用と、経皮吸収が可能ということが理由にあります。CBDはビタミンCのおよそ6倍の抗酸化作用と言われいますが、ビタミンCはそのままでは経皮吸収ができません。CBDは分子が小さいため、経皮吸収が可能です。

このため、アスリートの方たちはCBDのボディバターを練習後のケアに利用したりもしています。肌の酸化ストレス対策に応用を考える方もいらっしゃいます。一方で、永久脱毛した箇所から、また毛が生えてきたという事例もあるので、永久脱毛された方は使用箇所に注意が必要です。

エディブルは少し作用機序が変わり、体のリラックスなどに用いる方が多くいます。コーヒーを飲みすぎて冴え過ぎてしまった、などの時にグミを取る方もいらっしゃいます。

定期的に摂取している方では、花粉症が出なくなったという方もいらっしゃいますが、CBDはてんかんなど体の免疫系のリセットによく用いられます。定期的に摂取すると、そういったアレルギー症状が緩和することはありますが、人によって効果が出ないことや、別の効果がみられる方もいます。これはECSに個体差があり、摂取方法で作用機序の変化が大きいためです。このためCBDやこれらのカンナビノイドは、個々人が理解して試して、初めて意味が出てくるケースが多くあります。

CBDは一部のグレープフルーツを食べてはいけないと言われるようなお薬を飲んでいる方以外は、副作用をほぼ気にせず利用できます。このため、こういった特徴を自身にどのように利用するか、様々なシーンで使えるセルフケアアイテムとして人気が高いのです。

 

CBG

CBGはうつ病などの治療に使われますが、双極性障害の方はCBDとセットでこちらを取ると、心が落ち着く方が多いようです。こちらは神経系への抗炎症作用が強く、気分をニュートラルにしてくれる、という感想を多く聞きます。

ハイでもダウンでもなくニュートラル、心に波があるとすれば、それを凪(波がない状態)にしてくれ、集中が持続しやすいという感想はよく聞きます。このため、プロゲーマーや経営者など、フラットな判断ができる状態やフォーカスを、CBGで作り出す人が増えました。日本ではCBDが一番有名ですが、世界で一番生産・使用されているのはCBGです。

こちらも医療目的でもセルフケアでも、世界で広く使われるカンナビノイドです。

 

CBN

こちらはごくわずかな体感作用がありますが、音の聞こえ方が良くなる、という方もいらっしゃいます。一方で、眠気を覚える方もいらっしゃるので、運転前や作業前には摂るべきではありません。

CBDでも眠気を覚える方がいますが、CBDのそれは受動的です。一方でCBNはお酒を飲んだ後の眠気に近いものがあります。(ただしCBNはお酒のような陶酔はしません)

抗痙攣にも利用されるケースがあり、CBDと共に鎮静を目的に医療利用するケースは多くあります。テルペンとの相性が良く、ハーブティなどと組み合わせる方もいらっしゃいます。これはかなり上級な使い方ですが、自分の不調に向き合う際に、テルペンの効果を引き出す目的でCBNを利用するハーバリストもいます。

実は私たちの生活の中で手に入る、様々なハーブとの相性はCBNが良いことは、まだあまり知られていません。

 

統合医療という考え方

このように様々な使い方がなされているカンナビノイドですが、これは統合医療の考え方を当てはめる方が多くいらっしゃいます。統合医療とは、従来の医学と、安全性と有効性について質の高いエビデンスが得られている相補(補完)・代替療法とを統合した療法。西洋医療では難治性となってしまう病気も、大麻を始めとした東洋医療や伝統医療で解決できるケースが多くある、という古来からの知恵の再認識を西洋医療で裏付けていく、いわばブラッシュアップされハイブリッドになった西洋医療と考えるとよいでしょう。

これは相補(補完)・代替療法の再確認・再評価でもありますが、具体的には「一般的に従来の通常医療と見なされていない、さまざまな医学・ヘルスケアシステム、施術、生成物質など」とされています。

 

天然物(Natural Products)
ハーブ(ボタニカル)、ビタミン・ミネラル、プロバイオティクスなど

心身療法(Mind and Body Practices)
ヨガ、カイロプラクティック、整骨療法、瞑想、マッサージ療法、鍼灸、リラクゼーション、太極拳、気功、ヒーリングタッチ、催眠療法、運動療法など

そのほかの補完療法(Other Complementary Health Approaches)
心霊治療家、アーユルヴェーダ医学、伝統的中国医学、ホメオパシー、自然療法など

厚生労働省サイトeJIMより引用

 

この天然物であるハーブの第一義に、いわゆる大麻があります。これらは患者としての権利という人権を基に、医療手段へのアクセスを制限することは人権違反であるとして、法改正が進む分野です。統合医療の中で、大麻はとても有用な選択肢の一つなのです。

 

日本の中で出来ることを

しかし日本では、大麻は所持すれば違法です。そこでこれらの、合法的流通が認められているカンナビノイドをセルフケアに使う動きが出ています。そういった中で、日本はカンナビノイドの使い方が非常にうまい方も多くいらっしゃいます。

ご自身のバイオリズムにうまくエフェクトをかけることで、よりウェルネスに生きようという思想の中で、様々な使い方や製品が生まれてきています。実は、日本はカンナビノイドの使い方で言えば、一部は先進国よりも進んでいる方もいらっしゃいます。

 

あくまでも自己責任のセルフケア

日本では薬機法や景表法の関係で、これらの効果をうたった製品を作ることはできませんし、成分の効能を広告することもできません。わかりやすく言えば、ビタミンなどのサプリに近い感覚のもの、と考えるとよいでしょう。ただし、性差や年齢など様々な要因で、効果の出方や必要量も変わってきます。

ビタミンCも毎日大量に摂取すればガンに対抗できますが、これらのカンナビノイドも同じで、その成分の特性などを理解し、セルフケアとして役立てられているのです。

現在はインターネットで、日本語でも正しい知識も散見するようになりました。ブラウザの翻訳機能の向上もあり、海外の医療論文も、おおよそ正しく読めるようになりました。世界の様々な情報を自分で探し、より良い自分で生きる、ウェルネスな思想や生き方の方々に、大麻は今最も注目されるハーブです。

ですが、これを知って自分にうまく使える方から、とても良い生活を手に入れた方も多くいらっしゃいます。難治性てんかんの方は、その一例にすぎません。

もしあなたも気になったなら、ぜひカンナビノイドを調べてみると、ご自身の悩みを解決するものになる可能性だってあります。そしてその探求は、とても楽しいものです。そこから他のハーブや、ヨガなどを始めてみるのもいいかもしれません。身体は自分の入れ物であり、内面の一番外側である、その入れ物である身体も自分です。中身も、もちろん自分です。それらをより良くケアする、そのために様々な方法が生まれていて、カンナビノイドはそれの一端にすぎません。ぜひ、これを機会にご自身の体や心の事を考えるきっかけになればうれしいです。

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